戦争の起きやすさ

集団的自衛権についてのwikipediaの項を見る。
http://ja.m.wikipedia.org/wiki/集団的自衛権
集団的自衛権の行使には宣戦布告が伴う。宣戦布告というのは、あの宣戦布告である。
あまりに恐ろしいことなので、心の底ではまだ認めたくない気持ちがあったのだけど、日本はまた戦争しようとしているようだ。
さすがに、政治家に真っ向からそういう「戦争がしたいです」みたいな発言はないけど、近年の行動が実質的に物語るものとして、そういう認識をせざるを得ない。
実際いつの時代も、基本的には平和主義者が多数派なはずなのに、現実には数え切れないくらいの戦争が起こってしまっているので、戦争というものは少し気を抜くと、意外とすぐに起こってしまう物だという事が言える。
本気で戦争させたがっているごく少数の人間が、戦争したくない多数の人間を、驚くほど巧みに操って戦地に送り込む、なんていうことが果たして本当に可能なのかなと、平和な国で平和な時代を過ごしてきた自分は思ってしまうのだけど、可能も何も、それは何度も実現され、繰り返されてきた事で、またそれ以外の形で、大規模な戦争などは成立した事はないのだった。
戦争は絵空事では無くすぐに起きる、可能性としては、現代のこの国の人間にとっても、身近なものだという事をちゃんと自覚した上で、物事を考える必要がある。
そういう風に厳しく認識した上で、考えた時には、今までとまた少し違った意見や発想が出てくるかもしれない。