Dangerous Mind

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自分の中の楽団の育成

PCで音楽ファイルの2mixを実時間で書き出しするたびにこれは良い書き出しテイクだった、とか今のはノリがイマイチ・・とか一回一回それについて感想というか、思うところがあるんだけど、自分はこういうのを単なる気のせいだと片づけたくない派です。少なくとも書き出し失敗して途中終了→リテイクというのはあるわけだし、物理モデリングで音を出してるソフトシンセとかは、特にライヴ感を持って毎回頑張ってるんじゃないかと思う。テイクのノリとか、バイブレーションの違いが、再生のたびに生じていないと、一体誰が言い切れるというのか。
ということで、一人で作っていても、各楽器のプレイヤー毎にできるだけ独自のキャラ設定をしようとしている。こういうのは今まで出会った実際のミュージシャンの記憶が反映しているのだろう。最近は曲によって、ベーシストの人格を使い分けるということに興味がある。一人はずっとベースをやっている人で、もう一人はギター上がりというか、ギターも並行してプレイしている人である。(この人はエレキしか弾かない。)
曲を作ると同時進行でプレイヤーの人格の設定もちょっとずつ更新されていく。以前はプレイヤーがみんな同じ顔をしていたが(おそ松くんのバンドみたいな)、最近はヴァリエーションが付きつつある。12人のビリー・ミリガン的な要素をあくまで健全にクリエイティブな方向で自宅内で進めていく。とりあえず、今は設定として男しか出てきてないので、女性のプレイヤーも育成していきたい。