Dangerous Mind

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三月の水(今日から俺は) アップデート

アントニオ・カルロス・ジョビンの「三月の水」の日本語カバー曲(替え歌)を3年くらい前に上げてたんですが、歌詞や節回しなど、あんまり洗練されてない部分が目立って(というかようやくギターでたどたどしく歌えた時点でのiphone録音だったので)、気になっていたので、今年のうちに片付けようと思い、伴奏もつけた状態でアップデートしました。
https://soundcloud.com/kariu/3gatsu
もともと大雑把に「青春という煌めき、その記憶・・」みたいな内容の詞だと思うので、超意訳すれば、あながち大ハズレでもない内容なのかなと。
あらためて思ったのは間奏のコードの不思議さ、特に間奏入って二つ目のコードでルートが急に短3度下がる部分のフワって感じの部分など、理屈を超越した超自然的なものすら感じる音の動きで、これは作曲者の頭の中の速度というか、思いつきの強度みたいなものを、自分はなぞってみて、とても感じてしまう、そういう好例だと思ったのですが、みなさんはどうでしょうか。
作曲、という、音を固定させて静止した状態を作る行為にも、同時に動きや速度みたいなものが存在していて、自分はその「刻印された速度」(それは、テンポや音数といったような数値で把握できるものではない、もっと主観的なもの)のようなものが、速くて活き活きとしている音楽が好きなんだと思い、またそういうものに憧れています。
て、そんなコードの話とかを真面目にし始めるような内容では明らかに全く無いのですが。
まあボサノバとヤンキーの衝突で生じるのも、やはりある種の速度ですよね。
そういう自分なりのリスペクトをこめつつ。

伴奏はヤマハのReface DXの音を要所で使いました。Refaceには楽器、とか音色、とか以上のプラスαの部分がきちんと存在している感じがして、そういう機材ってそんなに出会えないので貴重だなと。
今年した良い買い物の一つ。