Dangerous Mind

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福田店長の今月の10枚

無事イヴェントも終わったので新コーナーを始める。最近、CDは買うだけで聴かないことが多く、このままでは購入する行為のみがクローズアップされ、もはやそれだけで独立しそうな気配すら感じるので、さすがにそれはマズイと思い(大して稼ぎもないし)、既に所有しているCDをあらためて聴き直し、心に残ったものをここのスペースで定期報告会することにした。
知らない人の日記とかで、その日何を見た、とか何食ったとか、そういうデータ的なものは見ていて楽しいが、そういう記事に出会った時はその人なりの感想やら雑感の部分は読み飛ばし、ひたすらデータだけを収集する傾向が自分にはある。思えば子供の頃から、野球のテレビ中継よりも、翌日の朝刊に載っている打率や、防御率十傑、また地味な選手の成績の推移に関心があり、オリジナルの成績表や、成績それ自体を作るのが好きだった。一番好きなバッターの成績は286厘、ホームラン17本、打点67、阪神の佐野とか、中日豊田とか、そういう選手が残しがちな成績だった。
話がズレた。
福田店長というのは自分のリスニング・ネームで、何も意味はないけど仮に「狩生健志の今月の10枚」、とかだと何様のつもりというか、大橋巨泉クラスの立場じゃないと使っちゃいけないタイトルだという倫理感が働いた結果、よくわからない結果に至るという、よくあるパターンである。福田は、うちのCD棚全体を取り仕切っている店長で顔はこども店長に似ているが凶暴な性格で仕事も粗く客からのクレームは絶えない。縁故だからクビにはできず、動物やキャラ物が好きなファニーな側面もある。28歳、左中指に刺青あり。


「福田店長の今月の10枚」
・ニールマイケルハガティ / ニール・マイケル・ハガティ
とにかく聴いてると落ち着く。この人と野口君の音楽が自分にとっての一番のヒーリング系ミュージックだと思う。
・cats and dogs / royal trux
・royal trux / royal trux
これも聴いてて落ち着く
・live(Dig) / jim hall
・pawnshop guitars / gilby clarke
元ガンズの人のソロ。どの曲も何かひと味足りない感じでそれが何なのか考えるのがまあまあ楽しい
・lay it down / Al green
購入してからここ数ヶ月聞き続けてる、至高の名盤
・Smile from the street you hold / john fruciante
もう10年近く定期的に聴き続け、聴いてから数日は凄く暗い気分になる。そうする必要があって聞いている
・2枚組のアーカイブ / Them
ストーンズでもキンクスでもなく一番ワイルドなのはゼムだろうと思う。
・island / king crimson
最近、キング・クリムゾンを熱心に聴き始めた。
・アングリー・ウェイヴス 850113 / 高柳昌行
以前買った黒い本を読みながら。謝りたくなってくる。


意外と時間がかかった、今月で終わるかもしれない。