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- 作者: ロイドブラッドリー,高橋瑞穂
- 出版社/メーカー: シンコーミュージック
- 発売日: 2007/10/31
- メディア: 単行本
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昔ヤマツカアイさんが、何かの雑誌のインタビューで自分が自然だと思うバランスで曲作ったりミックスすると低音がなくなってペラッペラになる、みたいな事を言ってた気がするんだけど、自分もまさしくそうで、それだけに逆に不自然に低域を出し過ぎちゃったりもして、でも国産の音楽を聴いていても、何だか日本という場所自体と低域とはあまり相性が合ってないもののように思えるので、その辺の事柄が昔から気になっている人にとっては必読の書なのではないかと思う。
まあまだ1/3も読んでないのだけど。(二段組みで550ページくらいあって、本の体裁自体にも重量感というか、低域を感じるつくりになっている)
個人的にはフリクションのCDの一番最初のやつ(「軋轢」、かな?)の不思議なくらい低域がない、ペラッペラした質感が、今まで聴いた音楽の中では一番よく日本を表しているような感じがする。ライヴで一度だけ見たんだけど、無茶苦茶ベースの音量でかいのに、なぜか全然低域が無いように感じられて凄まじかった。あれは一体何だったんだろう。