Dangerous Mind

Dangerous Mind

西荻長州力君の大規模イヴェントに出演。俺はこんなもんじゃないにて。ライヴをやっていて、途中で一体何をやっているのだろうと不思議に思う事があるのだが、それはおそらく頭がぼけているという事だと思うので、演奏終了後、会場から出た瞬間に車に轢かれて死ぬのだ、生前最後のライヴである、と自分に言い聞かせて、どうにか集中力を取り戻せたりする。ライヴというのはそういう風にいつも自分自身との戦いなのだが、ジェームス・ブラウンのライヴ映像など見ると、彼はステージ上でそんな事を考えるような隙など一切なく、ただひたすら全身全霊を音楽とダンスに捧げ、自分自身を完全に味方につけた上で、もっと巨大なものと戦っているように思えて、そんなものを見せつけられると、こちらとしては反省することしきりである。春にハーレムのアポロシアターの前にまで直接行って来たというのに、俺はそういう事をすぐ忘れてしまうのである。まあライヴ自体はそれほど悪くはなかったのだけど、自分的にはもうちょい頑張らないと、練習とライヴとの境界線が最近はっきりしない感じがしている。
話変わって、ここ数日ドナルド・フェイゲンのCDをよく聴いている。こんなに悪い音楽はそうそう無いと思う。自民党と同じくらい理不尽に悪い感じがする。ちょっと突っ張った人や地元の不良などをまったく寄せ付けない本質的な悪のオーラに時々ギョッとさせられる。正直言って、憧れている。

ライヴの様子

Morph the Cat

Morph the Cat