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森下文化ホールへ『see you in a dream』レコ発コンサートを見に行く。渋谷毅さんの演奏が素晴らしすぎて呼吸が止まるかと思った。何というか、音が見えるのだった。手先でいま音楽を作っているのではなくて、もともとどっかにある音楽を適当に掴んで遠心力で放り投げてくるような、ライヴなんだけど、ここじゃない別の場所からやってきているような、そんな演奏に出くわすとき、音楽が見える感じがするのだった。ジミ・ヘンドリックスのＣＤもそんな感じがする。ライヴで見た事のある中では菊地成孔さんのサックスが、すごくそんな感じがする。そういう演奏があると会場の全空気の焦点が一気にそこに集中して、それからもう一度他の楽器があるべき場所に配置されなおされる感じがするので、とても不思議だ。