Dangerous Mind

Dangerous Mind

この日から30日のまで、また一週間分まとめて書く。何のために書いている、果たして読んでいる人は何人いるのだろうか、一体いつまで日記をつけるのだろう、全然パソコンを使わない日々はもう一度やってくるのだろうか、などと月並みな事を5文字打つ間に考え、もう5文字打ってどうでもいいやと思い、結局のところ内容よりも、書きたい、という欲求だけで、だいたい週一回のペースでまとめ書きしていて、だから内容は全部嘘でも良いと思い、整形した、と書こうと思ってやめて(結局今書いたけど)、本当のところは前日借りたビデオテープの返却期限に追われ、テレビを殴りながら映画を見た事を思い出した。この日はルイス・ブニュエルの「忘れられた人々」とマイケル・ムーアの「ボウリング・フォー・コロンバイン」を見た。すごく感動して、久しくライヴの告知以外に使われてない自分の掲示板に『「ボウリングフォーコロンバイン」今更見て感動。目をさまさせられるものこそが映画なんじゃないか、と思う。見てて清清しい。全然露悪的な感じがしない。今、映像、というメディアのある一つの本領が発揮されているんだなあ、と見ている最中何度も思う。そこには「今」の方法で、関わった人間の魂が焼きつけられていて、古文書や土偶や古いブルースの録音などと共通するリアルさ、のようなもの、があった。現在に向き合い、自分のやり方でどうにかしようとする時に生まれる未知の物質が刻印され、そういうものに瞬間的な永遠を感じ、触発される。やっぱり土偶みたいだ。劇場で一回見てやはり大ショックだった、同じようなブルース感、今に向き合った瞬間生じる永遠が刻まれている気がした華氏911を、もう一回借りて見ようと思った。』と書いて寝た。いやちがう寝てから翌朝書いたんだった。どっちでもいいか。

マイケル・ムーア ツインパック 「華氏 911」×「ボウリング・フォー・コロバイン」 (初回限定生産) [DVD]