Dangerous Mind

Dangerous Mind

今月初旬から唐突に、誰に頼まれたわけでもないのに毎日何かしら書いているわけだが、だいたい3日に2日くらいは、ぼんやりとでも書きたい事がある。その、頭の中のモヤッとしたテーマを観察し、形を整え文章化する、というゲームに興じるやる気というか、心の余裕というか、そういうものもある。書いてる途中で考えが思わぬ方向に変化していく事もあるが、それがまた楽しかったりする。
で、3日に1日は特に書きたい事もなく、細かい言葉づかいなどについてもあまり関心がなく、そもそも書く理由はないので、一体何をやっているのか謎な日である。
そういう日は大抵前日に深酒しているのだが、頭の中に舞台があったとして、上から半分にカーテンがかかっているような、そんな感じである。そのカーテンがまた、まっすぐじゃなかったり、ヨレていたりして、とてもだらしない。
不思議な事にこのカーテンについては、はっきりとしたビジョンがあって、白に近いクリーム色の薄汚れてくすんだ、決して薄くはないが、分厚くもないカーテンが、生ぬるい空調の風になびいたりなびかなかったりしながら、小学校の講堂のような木造のステージの中途半端な高さに、ただただ無目的にぶら下がっているのである。
あれは恐らく実際にどこかで見た、自身の古い記憶の底に漂い続けているイメージなのだろう。