Dangerous Mind

Dangerous Mind

はい、タイトル通りですが、明日のライヴありません。3週間ほど前に送られたという中止の連絡メールが届いていませんでした。前にも書きましたが、うちに来るメールは2,3割くらいロストしているようです。今はyahooが設定した「学習機能を持つ」という触れ込みの迷惑メールフィルターをはずしたので「奇跡を呼ぶ!夜のオマジナイ」やら「逆援祭開催 by 癒し堂」「kariuさんのご近所にすむ熟女からメッセージが届いています」などといったゴミメール(ある特殊な世代、文化背景を持つ人たちはそれをジャンクメールと呼ぶ)も含めた全てのメールがいったんうちのパソコンに届くようになり必要なメールを受信しそびれることもなくなったのですが、恐らくこの数週間、あるいは数ヶ月、もしくは数年、連絡が不安定な状態が続いていたことだと思います。それに加え、書くのが面倒で返信していないメールもあったので、もうわけのわからない状態になっていたのですが、まあメールなんてものは少なくとも自分にとっては所詮その程度のものです。不特定多数に対しての呼びかけではなく一対一のコミュニケーションにおいて、画面上の文字だけで構成されるツールの有効範囲というものはいま世間で思われているよりも狭くて不完全なもので、それを誤解した時に悲喜劇的な断絶が両者の間で起こったりします(体験者)。ので、気をつけましょう。
というわけでライヴはないのですが、もし見に行こうと思っていた人がいたら、明日その時間にその人の前で何かやること自体は可能なので、メールいただけたらと思いますし、またそのメールを届かなかったフリをしてスルーするかもしれないし、本当にただ単に届かなかっただけなのかもしれない、全体的に不確かな雰囲気のする今日この頃、街では悪の名にも値しないマンガ以下の薄っぺらな狂気をまとった凶行によって人が命を落とし、その犯人の「精神的な荒廃」に限定すれば共感を覚えるという文章がインターネット上に散見され、あんな犯人の精神構造なんて親の気を惹くために万引きする小学生と同じで自己憐憫と甘えに満ちみちた、取るに足らない人物の取るに足らない犯行だと思いますが、それに巻き込まれて人生の前途を奪われた方が大勢いることもまた事実。とにかくあの犯人が語るような精神的風土を背景として共有できるようなある特定の世代、集団というものが本当に存在するのであれば、その人たちは今すぐフレッド・アステアのステッキで尻でも叩いてもらうべきでしょう。まあ、日本の芸能界にフレッド・アステアは昔も今もいませんが。とにかく明日のライヴはありません。