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この日が最終日だったので早稲田松竹に「BOBBY」と「モーターサイクルダイアリーズ」の二本立てを見に行く。「BOBBY」があまりに素晴らしくて、そのまま席に居座って二回見てしまった。厨房内の食事のシーンが特に印象に残ったなー。役者のテンションも物凄かった。取り上げるからには、決して下手なものは作れない題材だと思うけど、脚本もカメラも演技も編集も本当に気合が入っているのが伝わって来て、それらの技術と感情が拮抗していて、映画の見本みたいな映画だと思った。「モーターサイクルダイアリーズ」のガエル・ガルシア・ベルナルの演技も超エモーショナルで胸を打つんだけど、こっちは以前DVDで三、四回見てるし、もともとのゲバラ日記のエピソードを知らないと見ていてわかりにくい場面があるので、話の大筋がシンプルなだけにそういうのがちょっと残念な感じがする。役者が良くて風景が良いので、それだけでも充分楽しめるのだけど、さすがに四回も見るとなー。

ボビー BOBBY　 [DVD]