Dangerous Mind

Dangerous Mind

楽しかったオースティン滞在もこの日で最終日。コングレス通り沿いの狂った着ぐるみ屋で気になったマスクを全部試着して写真を撮り(かぶると咳が出るもの多数)、おみやげになりそうなアイテムも幾つか買って、亀山さんと地元のCD屋に営業に。英語が全然わからない日本人二人がディストリビューター探しにCDショップにやってくるのは珍妙な事だっただろう。話がちゃんと伝わっていたかはいまだもって謎。
家に戻ってPaulたちと湖の近くのバーベキュ−へ。大皿に乗った肉が山ほど出てくる。五人で二皿しか食べられず、店員が「もう終わりか?」みたいな不満そうな顔をしていた。実際、日本とアメリカの違いのおよそ九割は一人あたりの食ってる肉の量に起因すると思う。あんだけカロリー摂ってりゃ、声もでかくなるし、テンションも上がるよなー、と。力があり余っているだけにそれが悪い方にいかないようコントロールしていくには宗教の力も必要だなー、と。自分も朝から肉とタコスを食って、晩には肉とタコスとピザを食べないと、こちらのパワーにはついていけない感じがしたし、実際食ってた。SXSWの期間中は毎日昼過ぎに起きて、夜の三時に帰宅していたのでPaulたちとはあまり親睦を深められず(それには自分自身の圧倒的な英語力の不足も関係していたのだが)、それが残念だった。最後の最後にソールが出演している映画を見せてもらったり(Ridge Boysというタイトル)、Paulの弟Nickと微妙に仲良くなったりして、結構打ち解け、深夜、大型タクシーで空港へ。朝六時のフライトでシカゴを経由してニューヨークへ向かう。