Dangerous Mind

Dangerous Mind

午後になって、じゃみへんもある程度復活。岡くんと一緒に車に戻ってくる。京都へ向かう。途中車内で聴いたXJAPANの年越しライヴのCDが印象的。演奏の熱量も技量も半端なく、ただただ圧倒される。この日はビバラムジカという南国料理屋でマイアミさんの雑誌「素語録」の完成記念イヴェント、のはずだったが「素語録」の完成は間にあわず、未完成記念イヴェントとなった。出演はマイアミさんのセッションに、DJkiyomiさん、大野慎也くん、うちら。途中、色々と考えさせられる出来事があって(それはここに書くべき内容ではないのだが)、とても心に残るイヴェントだった。マイアミさんが即興で吐き出す言葉はとても鋭く、以前大柴が「マイアミのライヴは言葉が心に刺さり過ぎて最後まで見ていられない」と言っていたのだけど、マスダもやはり同じような感想をこの日述べていた。俺はこの二人に比べて言葉に対する感度が若干鈍いので、見ていられないという程ではないが、その強度やスピードの持つ凄みは、確かにある種の暴力性や、冷酷さを孕んでいて、とても危険なものだと思った。そして俺はそういうマイアミさんの表現を見ると、いつも心底感動してしまうのだった。
自分達の演奏はこの日は若干の疲れが見え、中途半端だったように感じた。その後、素語録執筆者による挨拶のようなコーナーがあり、俺も「都市でわかものがなにかをしようとすること」というお題をもらって1ページ文章を書いていたので、その事について少し喋り、その時司会をしていた京都在住のハマちゃんがとても面白かったので、国の新メンバーに誘いたいなーと思い、ビバラムジカの料理はホントに美味しく、11時頃にイヴェントは終わった。この日はDJマンション(最近DJ自炊に改名したらしい。名付け親はよっちゃんとのこと)の住む山田荘に泊めさせてもらった。部屋に行くとDJマンションの彼女も風邪でゴホゴホいってて、じゃみへんもずっとウンウンうなされていて、なんだか野戦病院みたいになっていた。それなのに、DJマンションが極小音量でヨーロッパのフリージャズのフェスティバルか何かのCDをかけてきて、それが絶妙に邪魔なのでみんな怒っていて、相当面白かった。マンションの部屋の壁にはカラーコピー機が印刷エラーを起こした時にでてきた紙がはってあって、それは本当に美しいものだった。疲れていたのか、すぐ眠ってしまう。