Dangerous Mind

Dangerous Mind

バイト終わって渋谷オンエアイーストへ。かつて冬銭というユニットを一緒に組み、カニバリズムガンジーバンドやミルクマンズサンで活動していたベーダは、ここ数年闇の時期に入り表立った活動を殆ど休止していたのだが、今年になって突然ミクスチャーバンド「socio bazil」にサンプラー担当で電撃加入し、デーモン小暮ばりの白塗りメイクで若い女の子のファンにキャーキャーいわれてるらしい、というにわかに信じ難い情報を得て、殆どそれを確かめるため、という感じでライヴを見に行った。で、会場に入るとお客さんはベーダのバンドだけで100人以上来ていて、セッティング中からその日一番の黄色い歓声が飛び交い、イーストのドでかいステージ上に白塗りでサンプラーを操るベーダの姿があり、要するに、そのままその通りの事実がそこで俺らを待っていた。自分の想像を超える、あり得ないくらいの変化を遂げたこの男の内面に何があったのかというと、特に何もなく、ただそういう時期が来て、闇を蹴飛ばしただけらしい。ただ単に前向きになっただけみたいだった。そしてそれを見て俺もとても前向きな気持ちになれたのだった。ベーダありがとう。君は本当に凄い。