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8月ももうすぐ終わりだ。今年の夏はしょっぱな暑すぎてもうダメかと思った。生きてるだけでヘロヘロになるので寝てばかりいた。一時期、一番ひどいサイクルの時は夜８時に寝て朝８時に起きていた。永遠に続くのかと思った。そんくらい暑いなーと思ってたら、突然ガクンと暑さのやる気が減って、最後の方は結構普通だった。それで普通に山とか海とか万博とか行って、夏を満喫したのだった。しかし夏の前半のダメージが根深かったため、全体通して元気はなかったと思う。血を吸われているのがわかっているのに、面倒臭くて蚊をほったらかしにしたりしていた。
この日は帰宅してマイケル・ムーア「華氏911」を見た。うちでは今、鈴木清順とマイケル・ムーアがホットで、彼らの話題で食卓は持ち切りだ。映画って凄いなあと心の底から思えるような物を毎度見せつけられ、とてもテンションが上がる。どの場面のどのカットにもパワーがあって、何となくな雰囲気モノみたいな、全体に対して無責任な部分が無いように感じられる。「映画を作る人」になるのではなく、ただ「映画」を作るのだなあと思い、そういう表現は自分にとって、とても尊く、出会うとただただ敬服してしまう。