■

暖かい日。起きる。ギター弾きながらまた寝そうになる。ので、皿を洗ったり洗濯したりする。滞納していた税金を払ってから渋谷へ。シネセゾンでジム・ジャームッシュ監督の「コーヒー＆シガレッツ」見る。平日の昼間なのに満員。ジャームッシュ映画の、あの退屈で何にも起こらなくて眠たくなる部分が延々90分くらいリピートするような、とっても良い映画。大雑把にいって徹子の部屋みたいな感じ。予告やってる段階で左の方からいびきが聞こえてきて、そのいびきは本編始まっても暫く鳴り止まず、むしろその数が増えていったりもして、不思議な空気。ブックファーストに寄って荒木経惟「天才アラーキーの目を磨け」購入。歩いて代官山へ。内山ユニコさんの展覧会を見に行く。最近の作品は渋くなったように感じる。記号っぽい感じが薄れてきたというか、とても良いと思う。ラーメン食って武蔵小金井アートランドへ。スッパマイクロパンチョップ主催の「ミーとユーの考える面白音楽祭り・でたらめなメロディ」に出演。43名の出演者がマイク一本渡されて、それぞれ即興で5〜8分間歌を歌わされるというドＳで無茶な企画。無茶だけどもう五回目くらいだ（毎回リクエストは違う）。大概みんなステージに出てきて、どーしよーって困るんだけど、その困りっぷりが面白い人と、そうでもない人がいるのが興味深い。つまんない状態が笑えて面白い、みたいなメタな感じにいきがちなセッティングなので、自分はなるべく笑いにいかずに集中してやろうと思い、それはまあまあ実現された。よかった。他あなるちゃんとか市村みさこさんとかかっちゃんという人が良かった、ような気がした。よっちゃん小林くんHIZUMI見逃し残念。終演後、じゃみへんの3×5メートルのでっかい作品を駐車場に広げてみせてもらう。でっかい布に、じゃみ字で「世界のみんなこんにちは」と書いてあるのだ。とても良い。で、帰宅して素振りしてビートルズ聴いて練習してタコ焼き食って寝る。

天才アラーキーの眼を磨け 荒木経惟著