Dangerous Mind

Dangerous Mind

朝「シガテラ」最終話を読む、という夢で目覚める。強烈で現代的な「悪」についての話。ダメージ受けるんだけど、なぜか意図せぬパワーが自分の心の中で反響してひとり大きくなっているような、そんな危険な感じの夢。
「悪」や「善」「正義」についての定義は個々人の中で日々更新されるべきものだと思う。単一的な価値観の描かれ方、押し付けを許してしまってはいけない。でも今の世の中はある特定の個人、団体における「悪」のお粗末な定義に不特定多数の人間が影響されて大きく動いてしまっているようだ。
たとえば○○○会の会誌や新聞における善悪の描かれ方の粗忽さなどは興味深い。あえて人の隠れた悪意を焚き付けるような前近代的で幼児的な「悪者」のイメージというか(一応宗教なのにね)。でもそういうイージーな物語テイストを喚起するテクストは、今や世の中の至るところに浸透している印象がある。不快だけれども、問題なのは不快である事に気づけないまま影響されている部分がかなりある事だと思う。

夜バイトの友人の送別会をやってグラスで千円もするような酒を結構飲む。美味しいものは素晴らしいと思う。