Dangerous Mind

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ライヴ3UFO リンチの仕事

今日から連続3回UFOでライヴです。
特に25日はソロアルバム「KK」のレコ発にして、実質ワンマンなんで、よろしくお願いします!!!

6月18日(木)
Cojo
東高円寺UFO CLUB
犬のおじさん企画 第1回
拝啓、犬のケンちゃん殿。
OPEN18:30 START19:00
前売り 1300円+1ドリンク 当日 1500円+1ドリンク
出演
空間現代、三ツ目(大阪)、複数大門(栃木)、cojo(坂口光央f灰皿+狩生健志、武田義彦f俺はこんなもんじゃない)灰緑
DJ:スイズイツキ 司会:刈田ヌードル

6月20日(土)
東高円寺UFO CLUB
俺はこんなもんじゃない
ハクビシン企画
OPEN18:30 START19:00
w.ハクビシンECD、八十八カ所巡礼、プラハデパート
1800/2000円

6月25日(木)
俺はこんなもんじゃない、Cojo、我々、国(予定)
東高円寺UFO CLUB
Kariu Kenjiソロアルバム「KK」レコ発『Z・P・C』
Special Guest:デーモンズ(復活ライヴ!)
1500円+1ドリンク代
OPEN18:30 START19:00
kariu kenjiソロアルバム「KK」のリリース記念イヴェントです。狩生はこの日、俺はこんなもんじゃないの他、Cojo、我々、国にも出演。そしてゲストにはこの日復活を果たすデーモンズ!!




やばい。

デヴィッド・リンチについての考察
人間の意図を超えたイメージ(それは要するにもともと人間が考えたものではない、動物の姿形や自然の風景、原子の配列など「既にそこにあるもの」に近い、限りなく現実的で人間の想像力が介在する余地のないもの)を、すべて人間のわざによって、光と音を総合した瞬間の連続によって、作り上げるということ。つまり人間の意思とわざによって、新たな、容赦ない現実を生み出すということは、はっきりと神的な領域の仕事であるように思える。
例えば、このビデオは

非常にやばい物体だが、このやばさを司っているのははっきりと偶然なので、この作品の核の部分には人間の意思は介在していない。また、それだけに「破壊力」という一点において突き抜けたものを持っているが、同じものをもう一度作る事は、きっとできない(作る人は奇跡が訪れるのをひたすら待たなければいけない)。
しかしデヴィッド・リンチは、このようなものを意図して何度も作り続けてきた人である。だから、コマーシャルのラストにタバコの箱が出てきて「タバコだから火ってそんな身も蓋もない・・」と思う時に我々は異様なダイナミズムを感じる。自然の風景に、実は何らかの意思が働いていた、と認めた時(たとえば降ってきた雪を一片つかまえて顕微鏡で見ると、結晶のかたちが整然として美しかったりとか)に、我々は神的な存在を意識するものだけど、それに近い心の動きが前者のビデオを見る自分の中に生じ、しかもそこに身も蓋もないしょうもなさというか、ユーモアの感覚のような人間臭いものが付加価値としてくっついてくるからである。
(後者のビデオは暴力的なまでに面白いのだけど、それはユーモアというものが全く無いからだと思う)