二回目 10/20 UP Reflections
というわけで新曲アップロードの二週目です
先週の「扉」がドアをあけてくれた曲なら、この曲はつよく背中を押してくれた曲。わりと攻撃的な曲。
路上で拾った音を材料に音楽を作ったらストリート感あふれるトラックができた、というウソみたいな本当の話。くりかえしループしているシンセの音を出した人は一体どこの誰なのか、知りたい。(知っても何にもならないが)
元の録音をよくきいたら何か昔の日本のプログレみたいな一風変わった曲だった。昔の日本のプログレバンドなのかもしれない・・路上で拾ったはずなんだけど。あと、もう名前がわからない対バンの人の演奏とかも沢山入ってます。
自分は昔から粗大ゴミや、粗大じゃなくて小さなゴミ、中途半端なゴミを拾うのが好きだった。というか、自分的にはゴミだとも思ってなくて、それらは何かの部品なのだと思っていた。今も大体そういう風に思っている。
最近は家にゴミみたいなものが沢山増えると怒られるのと住みにくくなるということがわかったので、なるべく小さなゴミしか拾わないようになったけど、そもそもギターを始めたのだってゴミ捨て場でギターを拾ったからだった。
で、今は道ばたで拾った音で音楽を作ったりしている。(そればっかやってるわけでもないけど)ゴミというか、拾ったものに影響されて自分が生きている、ということだけははっきりと言える。
それはエコロジーとかそういうのとは違って、というか、多分逆で、無意味だったり何かの余剰物だったりするものが、それぞれの文脈から離れて、もう一度集まって、やっぱり何の意味もない別の何かになる、ということが自分にとってとても大切に思えるからだった。きっと自分もゴミ捨て場のギターも何かの一部なのだ。
そういえば、今俺が家で弾いているアコギはあだち君がもう弾かないと言ってたものを千円くらいで買ったものだった。今彼は弾き語りシンガー活動に専念するとのことで、バンドを辞める予定で、人というものはやっぱりよく分からないなと思う。そう言えば、藤井くんも一時期相当熱心にサックスを練習していたのに、ある日楽器が壊れたら、それを修理しないでまめっこになった。
このトラックはイツロウ君によるラップがのったバージョンも録音済みで、ソロCDにはそっちが収録されます。超かっこいい曲になったんでおすすめです。CD出たら買ってね。
来週は、ちょっとフォーキーなムードのものを予定しています。歌も歌います。