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5/13・14の二日間、俺はこんなもんじゃないのアルバムのミックス作業。もう少しで終わりそうなのだけど、なかなか終わらない。
最近読んだ東大の松井教授という人の新書に、太陽は年々熱を増しているので、地球は地表の温度を調整するために空気中の二酸化炭素の濃度を年々減らしていて、しかし五万年くらいたつと今度は二酸化炭素が減り過ぎて植物が光合成できなくなるので、その頃地球の生物圏は崩壊すると書いてあった。少しでも長く環境を保つためには単純に二酸化炭素の排出量を減らせばよいという事でもないのか。他にも色々興味を惹かれることが沢山書いてあって、例えば「進化」という言葉に対して「分化」と言う概念を提出していて、それはかつて火の玉だった地球が、時間によって段々冷えていく過程で、ドロドロに溶けて混ざりあっていた物質がそれぞれの温度で凝固し、枝別れしていって今の世の中が出来上がって行った、というような話で、しかし現代はその地球の冷え込みの折り返し地点であり、今からは地球はどんどん熱くなっていって最終的にはまた一つの溶岩のようになっていくとのことだった。そういうスケールで物事を考えられるというのは、本当に凄いことだなあと思った。
