Dangerous Mind

Dangerous Mind

新宿Motionで俺はこんなもんじゃないのライヴ。その日の昼に足立くんが食中毒で倒れ、とりあえず4人でリハ。終わって茗荷谷の図書館に借りていたCDを返しに行くのだが、40分くらいかけて行ったのに閉館しててガックリくる。というか、思い立って行ってみると、図書館はだいたい閉まっている気がする。今まで七、八割の確率で中に入れなかった記憶があるので、今日も閉まってんじゃないかなー、と思いながら電車に乗ったのだけれど、案の定だった。たまたま中に親切な職員の人がいたので、お願いして預かってもらう。
戻る途中で今日のイヴェントの主催のピンクジョッペリン河内さんから電話。前売りチケットの残券というものをハコに提出しなければならないという事を知る。しかし残券もなにもチケットなんかもらってないよと思ってたらフライヤ−と一緒にして封筒に入れて送ったとのこと。ちゃんと中身見て無かった、アホだ俺。大急ぎで家に戻り、果たして封筒の中にチケットはあり、また電車に。車内で読んだ北杜夫の「マンボウ恐妻記」は力の抜けたとても読みやすい文章でさすがプロだなと思い、Motionに戻ると顔が蒼白い足立くんもいて、とりあえず一安心。一つ目の知恵の輪というバンドのドラムの人上手いなーと思って良く見てたら、以前シマジさんのセッションで一緒にスタジオに入ったオジマさんだった。狭いなー。
二つ目のHenrytennisと三つ目のうちらは両方機材が多いのでマイク立てる人もテンパっちゃってて大変そう。セッティングにだいぶ時間かかる。で、ライヴなのだが普段お客さんが少ない所でやる事の方が多い俺らはだいたいステージ前に十分なスペースがあるので、外音用のPAから出てる音(特に低音)をモニタースピーカーの音と混ざった状態で聴いているのだが、今日はありがたい事にお客さんがかなり沢山、前の方までいたので、外音がだいぶ吸われてて、リハの時と本番とではステージ上の音の聴こえ方が相当変わってしまっていた。リハの時点でフロア向けのスピーカーを切った状態の音を一回聴いとかなきゃいかんなーと思った。とりあえずライヴやりながら中音の修正するのだがうまくいかず、そうなったらもう仕方がないので聴こえない部分や歪んで聴こえる部分を全部想像で補いつつ、まあそういう状況の割には集中してある程度のライヴができた。成長したなと思った。以前だったら音が変わった事に混乱してもっとダメな感じになって、しかも後で言い訳してた事でしょう(自分にも、人にも)。足立くんも昼間救急車に乗ってたというのに、良くぞ頑張ったと思う。CDも売れた。ピンクジョッペリンの人たちはあまりお客の呼べない俺らにもとても優しかった。良いイヴェントだった。