Dangerous Mind

Dangerous Mind

2020.6/1〜6/15

6/1 Mon 
登園の許可が出て、明後日から娘を保育園に預けられる事になった。COVID-19は全く収束していないが、ある程度社会生活を元に戻すのはやむなし、という雰囲気になりつつある。思うに、人生で今ほど社会状況に翻弄されている時期はなかった。たまにコロナを戦争に喩える人がいるが、そういう意味で、まあわからなくはない。
もちろん個々人の生活は社会によって常に左右されているのだろうけど、その揺れ方がこのくらい急だと直接的に自覚できるのだなあという事だ。

6/2 Tue
持続化給付金の申請は思いのほか、スムーズに進んだ。

6/3 Wed
娘の慣らし保育が始まる。誕生してから今まで殆ど一緒にいたので、なんだかとても寂しい。しかし娘は全く泣いたりせずに「めだか組」の初日を楽しんでいたようだ。帰って来てからもひたすら上機嫌だった。預けられている事自体に気づいていないのかもしれない。保育園の先生はすごい。
日中、娘のいない部屋は、しんと静まり返っていた。

6/4 Thu
Genelecのスピーカーが気になって夢に出てくる。給付金で買ってしまうと思う。
「アトリエ」全編にギターをダビングしてから全部消す。娘は今日、園の給食を3杯お代わりしたらしい。

6/5 Fri
「アトリエ」のミックスを進める。作曲、作詞、プレイヤー、ミキサーを兼ねる事によるシナジーを最大化して、自分にしかできない録音物を作る。

6/6 Sat
Genelec8330が家にやってくる。付属の測定用マイクで部屋の音場を計測して、スピーカーからの出力を補正できる。結果のグラフを見ると、うちでは120hzくらいがかなり出っ張っている環境だという事がわかった。だからベースがB音に行くと、途端にブーミーに聞こえるのか。今まで削っちゃってたなあ・・

6/7 Sun
午前中は「アトリエ」のミックス。午後は休みと称して酒を飲んで和室に転がっていた。

6/8 Mon
「劇場」のミックス。何箇所かに他の全ての音を圧するようなスネアを入れたい。
自分は音量がアホみたいであったり、音色が奇抜だったりするスネア、スネアなのに殆どキックに聞こえるような狂ったスネアに対するオブセッションがある。

6/9 Tue
「劇場」にギターを追加する。この曲の伴奏については、極力パターン化せずに、音が登場人物のように、必要な時だけ現れて、去っていくような形にしたい。

6/10 Wed
「暗い朝」に取り掛かるが、まだアレンジが定まってないので、進まない。
以前の物に比べて縦長で、重くなったスピーカーの耐震対策をどうしようかしばらく考えていたが、単純に100円ショップで買った荷造り用の紐でスタンドに縛りつければ良いという事に気づいた。

6/11 Thu
アントニオ・サンチェスのsgt peppers lonely hearts club bandのカバーがとても素晴らしい。淡い和声感というか、12音階の枠を越えて、尚且つコントロールされたアレンジというか。ジェイコブ・コリアーが若さ故のこれ見よがし的にやっていることを、オジサンがサラッとやっている感じ(ジェイコブ・コリアー大好きだが)。これから音楽が発展していく方向性の一つなんじゃないかと思う。

open.spotify.com



6/12 Fri
「暗い朝」の方向性が少し見えてくる。オープニング・トラック「世界」のミックスは手こずっている。

6/13 Sat
大雨で一日家にいる。ポッドキャストを聞きながら溜まった新聞を読んでいる。

6/14 Sun
M一家が遊びに来る。友人にオフラインで直接会うのはちょっと久しぶりだ。こんな事を書くと、何だか今年の3月以降が並行世界で展開している出来事のように感じられる。

6/15 Mon
娘は保育園に着いて同じクラスの子が目に入ると、ずり這いでピューっと駆け出していった。0歳で既に仲間がいるのは素晴らしい。
「暗い朝」、居間のピアノを録音してみる。ノークリックの弾き語りとクリック有りのオケを継ぎ接ぎするという方向性が見えてきた。