Dangerous Mind

Dangerous Mind

2020.2/16〜2/29

2/16 Sun
神楽音にてOWKMJのライブ。人が集って演奏する、ということの意味みたいなものにゆっくりと近づいていく。

2/17 Mon
家屋解体の手伝いで藤野へ。家をハンマーで叩き壊せるまたとないチャンスと思い参加したが、粉塵がすごいわ、筋肉痛になるわでなかなかハードだった。薬局で予備のマスクを求めるが、コロナの影響でどこも売り切れ。昼休憩で入った喫茶店も、どのテーブルでもコロナの話題。
地元で解体業を営んでいる小学校からの友人Aは自分と同じくらいひ弱な奴だったが、今はこんな事を毎日やってるので本当に偉いと思った。

2/18 Tue
サブスクリプション用に以前のミックスを手直しする。SpotifyApple Music、Youtubeなど、それぞれ独自のラウドネス規定があって、-12〜-14LUFSくらいに調整されて再生される(Loudness Normalization)。かといって、そこをターゲットにすると、なんだか違った感じになる。
あと、中にはこれ本当に-14LUFS?って言いたくなるくらいSpotifyで巨大な音量で再生されるものもあり、良くわからない事が多いし、それぞれのアルゴリズムが周知される事なくアップデートされるから、実際良くわかってる人もいない、という状態。

2/19 Wed
生活の基礎技術は奥深く、一生極められない。例えば歩行、呼吸、発音。
視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚にも、幾らでも発展の余地がある。

2/20 Thu
ドクター・ドレとジミー・アイオヴィンのドキュメンタリーを見る。

2/21 Fri
とりあえず安そうな美容院に入ってみる。

2/22 Sat
三鷹のM家に遊びに行く。妻とMさんは大学でイニシャルが近かったため席順で仲良くなり、それから20年、今も親しく付き合いがあり、時々一緒に仕事もして(同業者である)、二人とも昨年初めて娘を産んだ。様々な人生の軌跡を俯瞰で眺めると、時々そこに運命と表現したくなるような模様が発生しているのかもしれない。

2/23 Sun
コロナウィルスの話題で世間はもちきりだ。鼻水が止まらない。モードオフで550円の椅子を買って、ベランダで本を読む。


2/24 Mon
スタジオで練習していると体調が治ってきた。体内の悪いものがギターの先から出て行くのかもしれない。その観点から言えば、ギターのヘッドはあるい程度尖っていた方が良いのかもしれない。つまり、ギブソン系よりフェンダー系の方が、健康に良いということになる。また、一般的にフェンダー系の方が軽いので、肩や腰に優しい。

2/25 Tue
代々木バーバラでソロライブ。客は全体で2人。そしてCDが2枚売れた。前向きにこの結果をとらえるなら、有料入場者の100%が物販を購入する私のソロライブはとても稼げる出し物だ。

2/26 Wed
市が派遣してくれる登録制のベビーシッターさんに時々来てもらっているのだが、本当に素晴らしい人で、こんなに優しくて機転が利いて落ち着いた頭脳明晰な人が市井に存在していてくれるから、政治家や役人が強欲で目先と身の回りの事しか考えられなくても、何とか世の中は回るんだなあと思う。

2/27 Thu
Ⅳから曲を始めるならサブドミナントマイナーから始めても良い。さらにそれをマイナーメジャー7thにしてもよい。そうすると最初からかなり色んな可能性を孕んだ状態で曲をスタートする事ができる。途中で可能性を追加していくやり方に比べて、まわりくどくない。変な響きで始めながら、曲をルールの中にレギュレートする事ができる。

2/28 Fri
「星座」の作業。なかなかうまくいかず行きつ戻りつしている。

2/29 Sat
「アンカット・ダイアモンド」を見る。スピード感が素晴らしかった。面白さ、とは理屈を越えて、というか理屈に追いつかれるよりも速く立ち上がってくるものなのだと思った。不穏の中を突っ走っていく主人公の人格の無茶苦茶さを満喫した。