Dangerous Mind

Dangerous Mind

2020.1/1〜1/15

1/1 Wed 
2020年が明けた。4時に起きる。初日の出を見るために駅前の一角に人が集っているので、自分も加わったが、その場所からの日の出は、辛うじて、ほんの端がビルの隙間に垣間見えただけである。しかし人々は満足気な表情で徐々に解散していった。一体何だったのか。

1/2 Thu
母と柴又へ来た。思っていたよりも普通の住宅街みたいなエリアである。佐藤蛾次郎が歩いていたらきっと浮くだろう。寅さん記念館by山田洋次みたいな施設は映画づくりという仕事への誇りと情が感じられる、万人に開かれていながらも深みがある展示で心に残った。帝釈天は人が多すぎて退散。オフシーズン(正月=男はつらいよのイメージがいまだにあるので、年始はシーズンなのだと思う)にじっくり見学したい。

1/3 Fri 
母の東京滞在最終日。いつもはテレビで観戦している箱根駅伝のゴールシーンを見に読売新聞本社前に行くと、さすがにすごい人混みと応援の熱気。鳴り物と、チアリーダーと、とにかく老若男女沢山の人。選手が駆け抜けるのを群衆の隙間にチラッと見ただけだったが、母が満足したので良かった。今年の盆か正月には、娘と一緒に帰郷したい。

1/4 Sat
殆ど脅しのようなサポート終了に関するニュースを方々で目にしていたWindows7をWindows10に更新する。更新はオンラインで、アプリも設定も引き継がれ拍子抜けするくらいにスムーズ。当初のインフォメーションと違い、金もかからなかった。こんな事ならもっと早くやれば良かった。

1/5 Sun
Kensingtonのホイールマウスのドライバーがwin10上で不調。しかし汎用性がより高いフリーのプログラムがあっさり見つかる。スタジオでも同じホイールマウスを使ってるのよく見るけど、本家のドライバよりもこちらの方がボタンの組み合わせに、より細かく機能を割り当てられるのでオススメです。
https://x-mouse-button-control.jp.uptodown.com/windows

1/6 Mon
デーモンズのライブを見ている夢。極端につんのめった8ビートに大柴の歌、というか叫びが乗る、それが繰り返されるだけの、シンプルで呪術的な曲。

1/7 Tue
騙されたと思ってポータスタジオ(20年くらい前のTASCAM製カセットMTR。ハンディタイプ)に2MIXを通してみると耳馴染みよく、サラッとした小慣れた感じの音質になった。テープに録るのではなく、回路を通すだけ。いや、素晴らしかった。

1/8 Wed
インターステラー」を再見している。理解できない。登場人物たちがあまりに情で動きすぎるように思える。確かに、人間は感情で動くものだが、この設定でそれをやるにはもう少し特別な動機が必要なんじゃないだろうか。愛によって次元を越える、みたいなのも、普通に意味がわからない。愛で次元がワープできたら、愛が次元ワープに対して都合良すぎなんじゃないだろうか。近年、科学や量子力学はオカルト的な領域に近接しつつあると言われるが、とにかく、自分には腑に落ちない話だ。

1/9 Thu
昨年発足させたカセットレーベル「牙レーベル」を軌道に乗せたい。

1/10 Fri
ゴスペルのボイスサンプルを大量に使った制作。ゴスペルコーラスのサンプルをメロダインで分析してみると、必ずしも綺麗に和音になっているわけでもなく、外れた音が適度に混ざっている事によって厚みやコクが出ているのがわかる。

1/11 Sat
前の家から合わせて5年くらい使っていた犬型のwifi中継機に限界を覚え、今度は普通に中継機の形をした中継機にしてみた。中継能力は上がった。

1/12 Sun
家事分担については何度話し合っても話し合い過ぎるという事はないだろう。

1/13 Mon
神楽音でソロライブ。今日共演した面白い人たちのカセットテープを牙レーベルで売りたい。

1/14 Tue
昨日神楽坂の本屋で買った「公の時代」が、とても面白い。うっすらと視界に降り積もった靄を取り払うのに有用な本だ。

1/15 Wed
折り紙職人の手技を際立たせるためのBGMはどんなものが良いのだろうか。