Dangerous Mind

Dangerous Mind

12/6 近所にて夕焼けを見ておりましたところ会社から電話がありまして緊急の用事で今から出て来て欲しいとのことでした。何ぶん今は人員も不足しておりますし、やむをえないので夕焼けは空に置いたまま出勤いたしました。仕事そのものは二時間ほどで片付きまして、その日は何事もなく帰宅したのです。翌朝、私は駅前に自転車を置き忘れていたことに気がつき、ひょっとして・・・と思って行ってみると、案の定すでに撤去されておりました。私はその足で集積所へ赴き、身代金二千円と引換に愛車流星号を奪還したのです。集積所で働いておられるのはみな、戦争体験のありそうなくらいのお年頃のおじいさんばかりで、私は文句の一つも言う気にはなれませんでした。むしろあのおじいさん達がヨボヨボの体に重たい自転車を担いで、集積所と駅前の往復を毎朝やっておられる事に対して、何だか済まないような気持ちでいっぱいになったのです。ある一つの共同体における長老格の人たちがそんな泥棒の手先のような仕事をやらされていること自体、無意味で腹立たしい事であるように思えました。昔は国に兵隊にされて、今は泥棒にされているのです。私はこんな国に税金などビタ一文払ってやるものかと強く心に思いました。
12/7 足立正生監督の「幽閉者」をDVDにて鑑賞。すごい映画だった。今は上手にまとめられる自信がないけど、そのうち感想書きたいなあ。
12/8 何年かに一回、自分がいかにボケっとしているか、あらためて実感させられる出来事がある。今日、初めて行った近所の図書館で本とCDを借りるためにカードを作ろうと思って免許証を出したら、期限が切れてますと言われた。確認してみると既に一年くらい有効期限から超過していた。正直、つかまんなくて良かった。